この物語、この感動は、スパイダーマンだからこそ

笑った後に、号泣が待っている。スーパーヒーローの原点に回帰しつつ、これまでにない新たなヒーロー像を描き出す。ネタバレになるので紹介できないが、この物語、この感動は、スパイダーマンというキャラクターの持つ特性から生じるものだ、ということだけは断言しておきたい。他のスーパーヒーローを主人公に描かれても説得力を持ちにくい。
そして、予告編での別監督版ヴィランの登場からも推測されるように、この物語はこれまでのスパイダーマン・シリーズにも及び、さらなる感動を呼ぶ。監督と、この三部作を手がけてきた脚本家コンビ、『レゴバットマン ザ・ムービー』参加のクリス・マッケナとエリック・ソマーズに、ただただ感謝。