ADVERTISEMENT

イーストウッドの香りがたっぷり

2021年12月26日 猿渡 由紀 マークスマン ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
マークスマン

偶然にも日本では公開日が近い「クライ・マッチョ」にかなり通じる設定。しかも、ロレンツ監督は長年イーストウッドのプロデューサーや助監督を務めた人。アンチ不法移民だった主人公がメキシコ人少年と心を通わせるようになるところは「グラン・トリノ」を思わせるし、ロレンツはイーストウッドが若い頃に「クライ・マッチョ」の出演を断念しつつ忘れていなかったのも知っていたはず。事実、映画の中には彼へのオマージュも。とは言っても、今作は“本物”による「クライ・マッチョ」に決して劣っておらず、むしろ優れた点もある。残念なのはメキシコ人少年の英語がうますぎること。ここでかなりリアリティが失われる。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

近況:

猿渡 由紀さんの最近の映画短評

もっと見る

ADVERTISEMENT