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緊張もメッセージも強力な、歯応えのあるサスペンス

2014年8月28日 相馬 学 テロ,ライブ ★★★★★ ★★★★★

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テロ,ライブ

 リアルタイム進行、すなわち90分強の出来事を描いた物語。そこで起こる事件は出来過ぎの気もしないでもないが、それでも緊張感は十分に漲っており飽きさせることがない。

 スタジオの窓から見える爆破テロや、スタジオ内での爆殺事件など、ショッキングな描写を織り交ぜた巧い展開。切れ者を演じることの多いハ・ジョンウの焦燥演技の意外性も手伝い、見入ってしまった。

 何より印象的なのは、アメリカン・ニューシネマのような社会派劇の骨太さが。政治とメディアの癒着や報道の誤った姿勢、そして個人のエゴ。目新しい題材ではないにしても、現実的な物語を通してこういうメッセージを突き付けられるとハッとさせられる。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』他の劇場パンフレットに寄稿。取材仕事では、デヴィッド・クローネンバーグにお話しをうかがいました。

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