ADVERTISEMENT

未曽有の原発事故を市民の視点から描いたスペクタクル大作

2022年5月20日 なかざわひでゆき チェルノブイリ1986 ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
チェルノブイリ1986

 チェルノブイリの原発事故を描いた作品といえば、HBOドラマ『チェルノブイリ』がすぐに思い浮かぶが、あちらが主に運営管理者たちの視点から、事故を招いてしまった全体主義国家における社会システムの様々な欠陥を鋭く糾弾したのに対し、本作では最悪の事態を防ごうと奔走する現場作業員や事故で生活を奪われた地元住民たちにフォーカスし、未曽有の困難に直面した人々の勇気をドラマチックに描く。人生の重要な決断から逃げてばかりいた消防士の主人公が、被災した息子のために心を入れ替えるというプロットを含め、極めてベタな災害メロドラマだが、スペクタクルなパニック・シーンの迫力やソ連時代の再現度の高さは評価できる。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとしてキャリア30年。TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。海外取材経験も多数。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

なかざわひでゆきさんの最近の映画短評

もっと見る

ADVERTISEMENT