インド映画のパワーとクオリティを実感させる快作

2014年12月10日 なかざわひでゆき チェイス! ★★★★★ ★★★★★

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チェイス!

 もともと面白ければ何でもアリの、エンタメ性が極めて高いインド映画だが、ここ最近の技術的な進歩や演出の洗練には目を見張るものがある。アメリカでの本格ロケを敢行した本作もまた、パワーだけでなくクオリティ的にもハリウッド映画の向こうを張るに十分な現代インド映画の底力を見せつけてくれる好例だ。
 シカゴの街を縦横無尽に駆け回るアクションのスケール、インド映画お得意のミュージカルシーンのダイナミズム、そして復讐をめぐるモラルのせめぎあいを描いたストーリー。欲張りでありながらも均衡の取れたバランス感覚は見事。ただ、国際市場を意識しすぎたせいかインド映画ならではの個性が若干薄れてしまった印象は受ける。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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