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映画初めに相応しき、和食の真髄を追究した秀作

2015年1月11日 中山 治美 千年の一滴 だし しょうゆ ★★★★★ ★★★★★

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千年の一滴 だし しょうゆ

 和食の基本たる出汁と醤油。だが、昆布などの食材は高値で家計を直撃し、つい安価な化学調味料に手を出してしまう。しかし、その値段の意味と価値を実証した本作を見れば納得。いかに職人の手間暇がかけられているか。和食がユネスコの無形文化遺産に登録された今こそ、私たちが知らねばならぬ和食の真髄がここにある。
 昨今、日本文化や技術を紹介する番組が増えたが、「日本ってスゴイでしょ」という押し付けがましさが鼻につく。しかしホンモノの凄さは、余計な解説なくとも映像で十分伝わる。それは長年、カメラで職人の仕事を見つめてきた映像作家たちだからこそ到達出来た表現方法なのだ。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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