スパイ映画ファンへの目配せが妙味

2015年1月16日 相馬 学 スパイ・レジェンド ★★★★★ ★★★★★

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スパイ・レジェンド

 ピアース・ブロスナンが『007』シリーズ以来、久々にスパイ役に復活したというだけで嬉しくなる。しかも『007』の大味さ(もちろん良い意味で)とは異なるノリなのだから面白い。

 ピアースふんする元CIAエージェントは粋なジェームズ・ボンドと違い、頑固かつ冷徹なプロフェッショナルで、入り組んだ陰謀の中で奔走を繰り広げる。この硬派な姿勢こそ最大の魅力。

 主人公の四面楚歌状態は確かに面白いが、一方でオチを知ってしまうと単純に済む話を無理に難しくしている気がしないでもない。が、ボンド・ガール歴のあるオルガ・キュリレンコとの共演も緊迫感にあふれ、スパイ映画ファンには見逃せない作品と言えるだろう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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