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昼メロ1クール分がギュッと凝縮。

2015年2月5日 くれい響 愛のタリオ ★★★★★ ★★★★★

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愛のタリオ

『監視者たち』に続き、チョン・ウソンが「悪い男」に挑戦。しかも、大胆な濡れ場もアリという多少、下世話な気持ちで観ると、意外な展開に驚かされるだろう。それもそのはず、監督は『南極日誌』に『ヘンゼルとグレーテル』と、サスペンス演出に定評があるイム・ピルソン。まさに「私が棄てた女」な純文学的なノリから始まったかと思えば、ウソン演じるモテ教授に裏切られた純朴な女の復讐劇へとなだれ込む。その結果、『レッド・ファミリー』のパク・ソヨン演じる残された一人娘を巻き込み、意外すぎるクライマックスに突入。そんなジェットコースター的爽快感は、まさに東海テレビ制作の昼メロであり、1クール分が凝縮された112分である。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『フォーエバー・パージ』『義足のボクサー GENSAN PUNCH』『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「CREA WEB」にて木幡竜さん、「GetNavi web」にて玉山鉄二さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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