「目には目を、歯には歯を」を止めるのは愛だ!

チョン・ウソンが久々にラブストーリーに降臨、とワクワクして見たら、うれしい驚きが! セクシー先生に捨てられた女の逆切れから始まる復讐劇が念入りで、魔太郎もびっくりの「この恨み晴らさでおくべきか」攻撃に頭が下がる思いなり。しかも恨み晴らした女にもさらなる「目には目を、歯には歯を」が待っているから韓流は奥が深い。性格が超きつい女の対決といった趣きの後半は特に人間の残虐性やずるさが見えてくる展開で、<愛憎>とはよくできた言葉と痛感。復讐の連鎖が恐ろしい結果を生んでいる中東問題が身近な今、ちょっとした火遊びが地獄の業火となって身に振りかかる恐怖を味わった主人公の最後の選択に人間性や救いを見出すかも。