こんなジェイソンはイヤだ!

2015年2月8日 中山 治美 ワイルドカード ★★★★★ ★★★★★

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ワイルドカード

 フィルムの中のジェイソン・ステイサムが魅力的に見えるのは、単にアクションが出来るからというワケではない。行動を起こすまでに迷いがないから痛快で、男女を問わず魅了するのだ。大概の役が元スペシャリストという経歴の持ち主。危機は瞬時に察知、敵は瞬殺…の、はずだ。本作で演じるニックも元特殊部隊で、今は凄腕用心棒という設定。なのに優柔不断な行動で、まんまと敵の手中に落ちる。スクリーンのジェイソンに、イラッとさせられる稀有な作品である。
 十八番とも言える正義感貫く男とはまた別の、新キャラを模索中か。ジェイソンの実験映画と受け止めたい。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。GISELe、日本映画navi、goo映画、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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