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いろんな意味で一線を超えている

2015年2月18日 くれい響 フォックスキャッチャー ★★★★★ ★★★★★

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フォックスキャッチャー

どこかキャッチーなタイトルから想像もつかない不穏な空気が流れるなか、淡々と進んでいくストーリー。『ザ・マスター』にも似たデュポンとシュルツ(弟)の関係性、『薄氷の殺人』にも似た低温感であることから、明らかに観る側の体調や環境によって、捉え方が変わるタイプの作品なので要注意! 作品を観たシュルツ(弟)は「監督は一線を超えてしまった」とコメントを残したが、俳優たちも違う意味で一線を越えており、いつもと違うしかめっ面、アホ面、ヒゲ面には終始圧倒させられっぱなし。そして、デュポンのマネージャー役で登場するアンソニー・マイケル・ホール。彼の変貌にいちばん驚く、または気づかない人も多いはず。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『フォーエバー・パージ』『義足のボクサー GENSAN PUNCH』『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「CREA WEB」にて木幡竜さん、「GetNavi web」にて玉山鉄二さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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