シネマトゥデイ
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3つの時代が同時に進み、主人公の想いが明かされていく

  • 実在した数学者の生涯を、その業績ではなく、その心情に焦点を当てて描く。主人公は、ある隠さなければならない想いを持っているために、周囲の人々と関係を築くことを断念して生きるが、偶然から人と関わることとその喜びを体験する。しかし、他者に共感する能力を得たために、彼の仕事は彼に多大な苦痛を与えるようになる。その逆説。そんな物語を、少年時代、第二次世界大戦中、戦後という3つの時代が同時進行する形で描き、少しずつ彼が秘めていた心情を明かしていく脚本が見事。

    カンバーバッチ演じるコミュニケーション障害系の主人公は、ちょっとシャーロックっぽいので、ファンはそこも要チェック。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「映画.com」等で執筆。著作に「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: レジェンダリーの映画「グレートウォール」ノベライズを訳しました。映画よりアクションが多くて映画以上に主人公と相棒のバディものになってます。レジェンダリーといえば注目作の脚本家が決定。「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による名作SF「デューン 砂の惑星」の映画化作の脚本家が、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のエリック・ロスに。「メッセージ」の原作アレンジぶりが素晴らしかったので、こちらがどうなるか楽しみ。

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