シネマトゥデイ

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テーマを限定する最後のテロップはないほうがよかった。

  • エニグマ解読に至るディテイルははっきり言ってよく判らないが、疑似科学モノとしてじゅうぶんワクワクさせる作り。「マシンは思考するか?」との問いも、チューリングが萌芽させたコンピュータが大発展を遂げた現在もなお刺激的なテーゼだ。オタクばかりの解読チームにも忍びこむ戦争の影とか、暗号を解いてからもMI6の戦略に則って戦争終結が叶わないジレンマと罪悪感とか、そのあたりの戦記スパイもの風エピソードも興味深い。最もクローズアップされるのは映画の構造にも関わるホモセクシュアリティの問題で、脚本家としてはメインテーマのようなのだが、あまりに盛り沢山な映画全体としてみると一要素に過ぎない感も。

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ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、大阪・天六のブックカフェ「ワイルドバンチ」で月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤の日曜日には鼠を殺せ」を主宰。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「SAVVY」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。ちょいと私事でレヴューをアップし損ねてましたが、どんどん書いていきます。

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