シネマトゥデイ

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犯罪劇は釣り餌、肝は恋愛劇にあり

  • フォーカス
    ★★★★★

     描かれるのは腕利きの詐欺師が企てたペテン計画と、彼の恋物語。そんなスリルとロマンスのバランスがとれているのがマス向けの娯楽映画としては理想的だが、本作では後者が勝った。

     『スティング』のようなコン・ゲームのスリルを味わいたい向きには、構造上の甘さが目についてしまう。本作では大別して3つの犯罪&詐欺計画が描かれるが、ストーンズのあの名曲をも駆使した2つめの仕掛けがスゴ過ぎて、クライマックスの3番目では猜疑心がぬぐえなくなるのだ。

     しかしラブストーリーとして見るならば、そんな詰めの甘さも許せてしまう。犯罪劇のスリルは観客の“視線(=フォーカス)”をそらす要素に過ぎなかったのかもしれない。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: 『ワイルド・スピード スーパーコンボ』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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