どうせやるなら格調高く、ですか。

2015年4月30日 ミルクマン斉藤 シンデレラ ★★★★★ ★★★★★

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シンデレラ

王子様ないがしろ路線を突き進んでいたディズニーに突如還ってきた、知性も理性も品格もある超正統派王子様R.マッデン(ルコント『暮れ逢い』)がシンデレラより印象に残る。なんたって一番の見せ場は王子と父王(D.ジャコビ)との品格に満ちた永訣シーンなのだ。『マイティ・ソー』に続いて“このテの話をシェイクスピア調にしてしまう”K.ブラナーの才は際立ってるし、D.フェレッティの美術、S.パウエルの衣装も本気のクオリティ。もっとも「そっちは関知しないからお任せ!」的なスタンスなのか、CG部分はひたすらド派手でキラキラ。それでも魔法が解けカボチャの馬車が元の姿に戻る描写など極めてイマジネーション豊かである。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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