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M.キートンよりむしろE.ノートンやE.ストーン!

2015年4月30日 ミルクマン斉藤 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ★★★★★ ★★★★★

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

物語を語るのに手管を弄しすぎるのがイニャリトゥ最大の欠点だが、いくらE.ルベツキが『ゼロ・グラビティ』でライヴアクションとCG(今回は主人公の自我)の融合による長回しを完成させたからとて、この撮影プランはあまりにあざと過ぎる(前作『BIUTIFUL』はほぼ普通の話法で成功していたのに)。大衆意識としてのヒーロー希求を結果的には肯定しているにせよ、ハリウッド人種の舞台&芸術コンプレックスにもいささか辟易。しかし劇場裏の狭隘なロケーションをも厭わぬ挑戦的なロングテイクが演者たちのグルーヴ感を促進させているのはびしびし感じられ、それをA.サンチェスのドラミングが煽る快感は凄いのだ。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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