ロボットを通じて複雑な人間性の本質を探る

2015年5月22日 なかざわひでゆき チャッピー ★★★★★ ★★★★★

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チャッピー

 「フランケンシュタイン」や「シザーハンズ」に代表される人造人間もののバリエーションと見ていいだろう。人工知能によって自らの意思や感情を持つロボット、チャッピーは、異形の者ゆえに社会から迫害される。
 生まれたばかりのチャッピーは、言うなればまだ無垢な子供。そんな彼が、生みの親で理想主義者の心優しい科学者と、育ての親で生きるために悪事を働く無法者カップルの狭間で揺れ動く。要は、ロボットを通じて単純な善悪では語れない人間性の本質を探るわけだ。
 VFXやアクションの見せ場は豊富で飽きさせないし、クライマックスは少なからず意表をつくものの、そこへ至るまでが使い古された展開の連続なのは惜しまれる。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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