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現実の重みと虚構の面白さのバランスはとれたのか?

2015年6月9日 相馬 学 予告犯 ★★★★★ ★★★★★

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予告犯

 インターネット社会では起こりうるかもしれない――そう思わせるリアリティに加え、弱者の反抗という点が判官びいきの筆者には面白く映った。

 動画サイトを駆使して悪を処罰するのは現代的であるばかりか、観る者にとっては胸のすく思いがする。シンブンシと捜査陣の攻防スリリングで、延々と走り続けるチェイスも息遣いが感じられ、緊張指数は高い。

 男優陣はいずれも抑えた演技が利き現実味を感じさせるが、ヒロインの力みが勇み足。戸田恵梨香は熱のこもった演技ができる良い女優だが、リアリティ先行の本作ではその熱が生きない。全力疾走チェイスでの熱演は買うが、正直ミスキャストではなかったか。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ゴーストバスターズ アフターライフ』『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』他の劇場パンフレットに寄稿。布袋寅泰への取材をはじめ、最近は映画絡みで音楽アーティストに話を訊くことが多くなりました。

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