シネマトゥデイ

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本当に広瀬すずという女の子が居てくれてよかった。

  • 海街diary
    ★★★★★

    鎌倉の風通しのいい風景に、どこか斎藤一郎のようなメロディアスな音楽(菅野よう子!)が重なると、どうしても小津安二郎を想起するのは仕方ないことで、実際、メロドラマ全盛期の松竹映画の模倣に過ぎない作品ではある。ただ、チェーホフ…というか、谷崎の「細雪」のように四姉妹のキャラクターがくっきり色分けされ、いつになく明快な演出が成されているので、僕のような是枝アレルギー(少数の作品を除き“作為的な自然主義”に辟易する)でも素直に観られるのは事実。それはひとえに、いつ姉たちに後足で砂をかけるのかとドキドキさせながらも見事に裏切り(笑)、呆れるような純情無垢を体現して爽やか極まる広瀬すずの存在あればこそだ。

⇒映画短評の見方

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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