英勉監督が得意ジャンルに戻ってきた!

2015年9月15日 くれい響 ヒロイン失格 ★★★★★ ★★★★★

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ヒロイン失格

『高校デビュー』の英勉監督が少女マンガ原作に戻ってきたことは喜ばしく、『ハンサム★スーツ』から続く、遊び心たっぷりの演出、いい意味でTVバラエティ的ノリは、本作でも健在だ。悪名高き『貞子3D』シリーズと比較にならないほど活き活きし、原作の売りだった変顔をノリノリで披露する原作のモデルになった桐谷美玲も、ついにメジャー作品の恋敵役まで上り詰めた我妻三輪子もいい感じだ。あくまでも、中盤までは…。修学旅行に突入する後半では、なぜかその遊び心が一気に失速。『アオハライド』の胸キュンにも遠く及ばず、総合的に平均的な少女マンガ映画化に終わってしまった。普通に、ラブコメで112分の尺は長すぎです。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて戸塚純貴さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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