“監督”クルーニーの才腕は、もっと評価されるべき

2015年10月31日 相馬 学 ミケランジェロ・プロジェクト ★★★★★ ★★★★★

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ミケランジェロ・プロジェクト

 マッチョらしさのない『戦略大作戦』か、はたまたバイオレントではない『イングロリアス・バスターズ』か。タフでもラフでもない戦争映画だが、それでも味があるのはヒューマニズムとユーモアが脈づいているから。

 美術品を守りたい、その一心で行動するアマチュア戦士たちの奔走劇は危なっかしくてスリリング。そこには漫才師のような凸凹コンビもいれば、シリアスな絆が見えるタッグもおり、キャラのバランスの良さは絶妙だ。

 笑える場面ではしっかり笑わせ、泣きの描写ではきちんと泣かせる。監督ジョージ・クルーニーの演出は派手さこそないが、ツボを心得ている。こういうことを丁寧にやれる映画監督が今、どれだけいるだろう?

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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