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セーラー服と機関銃 -卒業- (2016):映画短評

セーラー服と機関銃 -卒業- (2016)

2016年3月5日公開 119分

セーラー服と機関銃 -卒業-
(C) 2016「セーラー服と機関銃 -卒業-」製作委員会

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

なかざわひでゆき

橋本環奈のアイドル映画としては十分アリ

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 「セーラー服と機関銃」の後日談ってことらしいが、大幅に変更されている設定も少なからず見受けられるので、どちらかというとリブートに近いと言えるだろう。そもそも舞台だって今回は現代だしね。
 で、前作もなかなか荒唐無稽な話だったが、今回はより漫画チックなノリが強い。地方都市の過疎化や高齢化を背景に、裏で結託して地域社会を食い物にするヤクザと政治家と警察に立ち向かうって筋書きも分りやす過ぎ。単純明快というよりも陳腐だ。
 その一方で、思わぬ(?)収穫だったのは橋本環奈。伸び伸びとした自由で自然な演技は、今後の女優としての可能性を期待させるに十分。安藤政信のサイコなキレっぷりも相変わらず素晴らしい。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

「角川映画40周年記念作」の看板に嘘偽りなし。

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

前作の流れを汲んだ荒唐無稽な設定を、前田弘二監督はプログラムピクチャーに仕上げており、首を吊られたかと思えば、ダイナマイトで飛ばされる橋本環奈の想像以上の健闘もあり、しっかり彼女のアイドル映画になっている。さらに『時をかける少女』を意識したラストの流れなどのリスペクトから「角川映画40周年記念作」の看板に嘘偽りなし。バイオレンス色強めな現代テイストも嬉しいが、前作で風祭ゆき演じた大人の女キャラ不在もあって、前田監督が得意とする女性映画として観ると、泉の成長物語としてのモノ足りなさを感じる。また、安藤政信演じる黒幕キャラが『GONINサーガ』と、あまりにカブり過ぎているのはいかがなものか。

この短評にはネタバレを含んでいます
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