シネマトゥデイ

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一人の男の悲劇と苦難を通して振り返る米国の黒歴史

  • レヴェナント:蘇えりし者
    ★★★★★

     熊に襲われ瀕死の重傷を負いながらも生還した、米国開拓時代の伝説的な探検家ヒュー・グラスの実話をヒントに、息子を殺された父親の壮絶な復讐劇が描かれる。
     念願のオスカー受賞を果たしたディカプリオの鬼気迫る大熱演もさることながら、前作「バードマン」に続くイニャリトゥ監督と撮影監督ルベツキのコンビによる、大胆かつ縦横無尽なカメラワークが圧巻。CG使えば何でも出来るよね、なんてレベルではない超高度な映像表現の数々に息を呑む。
     物語の背景にあるのは、ネイティブ・アメリカンに対する差別と迫害、そして開拓時代の発展を裏で支えた搾取と略奪。一人の男の苦難を通し、米国の黒歴史を振り返る作品だとも言えよう。

⇒映画短評の見方

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 映画および海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で10年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)などの著作も多い。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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