シネマトゥデイ

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ここでも菅田将暉、一択。

  • ディストラクション・ベイビーズ
    ★★★★★

    確かに、そそられるキャスティングである。だが、柳楽優弥の使い方は想定内だし、小松菜奈の使い方に至ってはサイテーで、彼女の新たな魅力を一切引き出せていない。菅田将暉に関しては、設定や状況も含め、明らかに『そこのみにて光輝く』ありき。だが、ときに柳楽を喰うほど、不気味な表情を浮かべるからあなどれない。一部で絶賛された『イエローキッド』同様、主人公にまったく感情移入できないのはさておき、ここまで暴力描写を全面に打ち出していながら、観る者に痛みをほとんど感じさせないのは致命的。向井秀徳の音楽も含め、90年代臭満載だが、その時代を知らない若手俳優たちが刺激的に見えるような作りは、どこか罪深い気もする。

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くれい響

くれい響

略歴: 1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況: 『逆光の頃』『二度めの夏、二度と会えない君』『チェイサー』『RE:BORN 』『イップ・マン 継承』『笑う招き猫』『聖ゾンビ女学院』『ホワイト・バレット』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「別冊映画秘宝2016年版 この映画を見逃すな! 」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか「CREA WEB」にて大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、「TV LIFE」に広瀬すず×是枝裕和監督のインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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