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冬冬(トントン)の夏休み (1984):映画短評

冬冬(トントン)の夏休み (1984)

1990年8月25日公開 98分

冬冬(トントン)の夏休み
(C) A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan
なかざわひでゆき

デジタル・リマスターで鮮やかに蘇る台湾の美しき田園風景

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 言わずと知れた侯孝賢監督の名作が、およそ26年ぶりにリバイバル公開。しかも、デジタル・リマスター版での上映である。鮮やかな木々の緑、色とりどりの花々。かくも色彩豊かな映画だったのかと改めて目を奪われる。デジタル修復だからこその恩恵だ。
 初公開時、最も印象的だったのは古き良き日本の田舎そのものと言うべき、’84年当時の台湾ののどかな田園風景だが、昭和の時代が遥かに遠くとなった今、その郷愁感はなお一層のこと胸に迫り、懐かしさと切なさと幸福感に満たされる。
 そして、ひと夏の田舎生活で大人の世界を垣間見る少年・冬冬の姿に、過ぎ去りし思春期の我が身を重ねて思わずキュンとする。何度見ても飽きない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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