シネマトゥデイ

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不寛容な今の日本社会に必要なものがここにある

  • さとにきたらええやん
    ★★★★★

     様々な事情から家にいることのできない子供たちを、一時的もしくは長期的に預かり養育する施設。そんな大阪は釜ヶ崎にある「こどもの里」の日常を丹念に記録したドキュメンタリーだ。
     印象的だったのは、ここが子供だけでなく親にとっても大切な拠りどころとなっていること。心の病から子育てはおろか働くことすらできない、仕事と家庭の両立の重圧から子供に手をあげてしまう自分が怖い。そんな親たちに、子どもを預かる里の職員らが優しく言う。無理して頑張らなくてもいいんだよ、と。
     すっかり不寛容な空気に覆い尽くされた昨今の日本。里に集う子供たちの生き生きとした笑顔が、今の我々に必要なものを雄弁に物語っている。

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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