やっぱりこういうアニメもなくちゃ。

2017年4月6日 平沢 薫 夜は短し歩けよ乙女 ★★★★★ ★★★★★

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夜は短し歩けよ乙女

 色が、形が、動きが、自在に変わる。アニメならではの映像表現がたっぷり楽しめる。スクリーンに溢れるのは、形の抽象化、色彩の自在な変換、突然の画風のチェンジ。あらゆるものの動きは物理法則から解放されていて、動きたいように動く。色彩設計も、明度と彩度の高い北欧絵本のテイスト。映像が、実写映像や実写に近づくことを目指すアニメとはまったく異なる方向へ、どんどん自由に膨らんで、軽やかに広がっていく。その心地よさ。

 監督は「MIND GAME」「ピンポン THE ANIMATION」でも映像の自由さを味あわせてくれた湯浅政明。原作の表紙イラストの雰囲気を踏まえつつ、独自の世界を展開している。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:TVシリーズ「ウォッチメン」第7話、ラストに流れるトレント・レズナー&アッティカス・ロスによるデヴィッド・ボウイ「ライフ・オン・マーズ?」のカヴァーが脳が痺れるすばらしさ。単体でYoutubeにもApple MusicにもiTunesにもあり。

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