同じ主演・監督コンビながら、『ローン・サバイバー』に及ばず

2017年4月21日 くれい響 バーニング・オーシャン ★★★★★ ★★★★★

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バーニング・オーシャン

バカ映画の極みだった『バトルシップ』から、徹底して硬派な『ローン・サバイバー』という、あまりの振り幅の大きい作品を手掛け、職人臭が一気に増したピーター・バーグ監督。ふたたびマーク・ウォールバーグを主演に迎え、今回もリアリティ重視のお仕事映画に挑んだが、ひたすら事実関係を並べただけで終わってしまった感アリ。確かに、泥水噴射~大爆発~大火災へと続く、災害つるべうちはかなりの迫力なのだが、火災繋がりで『バックドラフト』のカート・ラッセル、憎まれ役でジョン・マルコビッチが出ようが、期待したほど見せ場はなし。よって、パニック映画としての醍醐味も、カタルシスも、あまり感じられない結果になった。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて戸塚純貴さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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