ADVERTISEMENT

好みが分かれる、延々続く銃撃戦

2017年4月28日 くれい響 フリー・ファイヤー ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
フリー・ファイヤー

明らかにタランティーノ・チルドレンながら、『要塞警察』に対する憧れがミエミエなベン・ウィートリー監督作。ウリは言い争いから始まる、全員参加の延々続く銃撃戦だが、これが評価の分かれどころ。ただ、1978年ボストンの設定がフックになっており、弾切れを心配してしまうほど、ムチャクチャ撃ちまくるのが前作『ハイ・ライズ』に続き、70`sファッションに身を包んだ元ブラックパンサー党員やポルノヒゲ男というキャラ立ちが面白い。一方、裏テーマが「なかなか簡単に人は死なない」だけに、負傷したときの痛さや苦しみの描写は妙にリアル。ザ・リアル・キッズで始めて、ジョン・デンバーで締める監督の音楽センスも決して悪くない。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『フォーエバー・パージ』『義足のボクサー GENSAN PUNCH』『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「CREA WEB」にて木幡竜さん、「GetNavi web」にて玉山鉄二さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

くれい響さんの最近の映画短評

もっと見る

ADVERTISEMENT