驚かかせ屋の面目躍如というべき24重人格奇談

2017年5月13日 相馬 学 スプリット ★★★★★ ★★★★★

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 シャマランはストーリー作りに関してはやりたい放題の異才。話が破たんしようが、とにかく驚かせる……そんな映画ファンの認識と期待を裏切らない本作。

 24重人格の“ビリー・ミリガン”からヒントを得たであろうストーリーは、24番目の人格の覚醒をミステリーにして突き進み、仰天のクライマックスへ。この男の不気味さをそのままとらえたようなアップ主体の映像に加え、彼に捕まった少女たちのサバイバルもスリルを盛り立てる。

 初期のとあるシャマラン作品と似ている…と思って見ていたら、案の定つながりが。今後のウルトラC的フランチャイズ展開も予測させる、シャマラン・ファンにはたまらない逸品(珍品?)と言えよう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『コンティニュー』『Mr.ノーバディ』『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』他の劇場パンフレットに寄稿。取材仕事では、デヴィッド・クローネンバーグにお話しをうかがいました。

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