シネマトゥデイ

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「かいじゅうたちのいるところ」の少年が高校生になったら

  •  周囲にうまくなじめず、内に秘めた破壊衝動が膨れ上がるのを抑えながら、自分とシリアルキラーはどう違うのかと自問する。そんな誰もが一度は通る思春期の高校生が、なんと本当のシリアルキラーに遭遇してしまう。この設定がナイス! 青春ホラーにありがちな親友や恋人は登場せず、主人公は一人で自分の答を見つける。それが都市部ではなく、雪が積もる小さな町で起こるのがいい。さらに素晴らしいのは、シリアルキラーを単純な悪には描いていないことだろう。
     そんな高校生を演じるのが「かいじゅうたちのいるところ」で怪獣たちと遊ぶ少年を演じたマックス・レコーズ。あの少年が成長したら、こんな高校生になるかもしれない。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」@Netflixを視聴中。ホーンティング・ハウスものだけどひと捻り。子供時代に呪われた館で過ごした子供たち5人が、そのトラウマを抱えたまま大人になり、彼らの「現在」と「子供時代」が並行して描かれるという趣向。さらに、同じ出来事が別の人物の視点から描かれて、別の意味が見えてきたり。クリエイターは「ジェラルドのゲーム」のマイク・フラナガン。彼は現在、スティーブン・キングの「シャイニング」続編、「ドクター・スリープ」を撮影中。

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