アスリートの根性ではなく、成長にフォーカス

2017年6月27日 相馬 学 世界にひとつの金メダル ★★★★★ ★★★★★

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世界にひとつの金メダル

 スポ根映画というより、むしろ人間の精神的な格闘を見つめた力作。少々エゴイストである主人公が未熟さを脱し、アスリートとしてステップアップする、そんなドラマを核としている。

 重要なエッセンスとなるのは主人公と愛馬との関係。気性の荒い愛馬との歩みは、調教段階から勝負が始まる障害飛越競技の特殊性を物語るとともに、ひとりで闘っているのではないことを学ぶ主人公の成長を伝える。それこそが、この物語の肝と言えよう。

 アングルを変えながら飛越をじっくり見せる競技の場面も大きな魅力。ソウル五輪のクライマックスはしっかりしたドラマに支えられていることもあり、結果はわかっちゃいるが泣かされる。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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