大野くん、どハマリ。

2017年6月30日 くれい響 忍びの国 ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
忍びの国

何考えてるか分からない、一筋縄ではいかない主人公・無門のキャラは、飄々とした大野智に、どハマリだ。しかも、持ち前の身体能力とバルクールなどのアクロバット、ジークンドーやカリなどの格闘術をミックスした吉田浩之によるアクションとの相性も良い。ファンならずとも目を見張るほどの仕上がりで、岡田准一とのバトルも観たくなるほどだ。もちろん『映画 怪物くん』の惨劇ふたたび、にはなっておらず、時代劇に偏見を持つ層には興味深く映るだろう。個人的には『シンゴジ』の「竹尾でーす」こと、小松利昌との絡みも嬉しいが、俳優部の芝居のテンションの差異やCGシーンとのバランスが、ドラマとしての詰めの甘さに繋がった感もある。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「映画秘宝」にて岩井俊二監督×斎藤工さん、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「TV LIFE」にて芋生悠さん、「CREA WEB」にて甲斐翔真さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

くれい響さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]