パンチの効いたギャグの数々が秀逸

2014年1月10日 なかざわひでゆき ジャッジ! ★★★★★ ★★★★★

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ジャッジ!

 いわゆる広告業界の舞台裏もの。初心を忘れたギョーカイ人の傲慢や怠惰を痛烈な自虐的ジョークで笑い飛ばしつつ、広告というものの本来あるべき姿を模索していく主人公を描いた物語は、世間の様々な業種にも重ね合わせることが可能だろう。
 某2大広告代理店を明らかに茶化したり、実在の企業を引用してみたり、都市伝説的な業界ネタを皮肉ったりと、かなりパンチの効いたギャグはどれも秀逸。松本伊代ネタなんか大爆笑必至だ。
 作り手が広告マンだからこその鋭い笑いの着眼点は、従来の日本映画にはなかなかないセンス。しかも、大半が一発ギャグで終わることなくストーリーに活かされているのが偉い。予定調和なオチも許せてしまう。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:最近は今さらながらK-POPのボーイズバンドにドハマり中。一番の御贔屓はMCNDですが、NCTやTREASUREも大好き。もちろんBLACK PINKとかITZYとかEVERGLOWとかガールズにも夢中です。

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

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