いちばん笑えるのは、エンドロール後!

2017年9月9日 くれい響 西遊記2~妖怪の逆襲~ ★★★★★ ★★★★★

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西遊記2~妖怪の逆襲~

設定は前作の続きながら、スー・チー演じる段以外、ほぼキャスト入れ替わり。チャウ・シンチーも、恩師ツイ・ハークに監督をバトンタッチするなど、“意地でも続編を撮らない”スタンスは変わらず。比丘国が舞台の今回は、競作ではコン・リーが演じた白骨夫人=小善に『人魚姫』のリン・ユンを配し、紅孩児の造形など、まさにおもちゃ箱をひっくり返したようなヴィジュアルが目を引く。とはいえ、笑えるのは一行が見世物として小銭を稼ぐ導入ぐらいで、その後は空回りの連続。とにかく道教用語から生まれたオリジナルキャラ・九宮真人演じるヤオ・チェンの存在感が薄く、エンドロール後の“お楽しみ”も、半ばヤケクソ気味に見えるのは気のせい?

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて中村倫也さん、「CREA WEB」にて伊藤沙莉さん、さなりさんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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