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2017年9月17日 くれい響 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール ★★★★★ ★★★★★

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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

『モテキ』で『(500)日のサマー』にオマージュを捧げた大根仁監督だが、新作『ギフテッド』では家族をテーマに描いたマーク・ウェブ監督に対し、未だ“サマー”を引きずり、こじらせている様子だ。出版、ファッション業界あるあるな小ネタを挟みながら、大根監督は例によって、水原希子に惚れ込み、彼女の新たなエロさを引き出しているが、彼女が誰もが認める狂わせガール=あかりに見えるかというと、やはり個人差があり、コメディエンヌとしてもコラムニスト役の安藤サクラの方が一枚上手。また、恋の病が引き起こすストーカー展開も、『さんかく』など、吉田恵輔監督作と比べ、見劣りしてしまうなど、いろいろと薄っぺらい気がする。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「映画秘宝」にて岩井俊二監督×斎藤工さん、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「TV LIFE」にて芋生悠さん、「CREA WEB」にて甲斐翔真さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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