鈴木清順が好きなだけなんです!

2014年1月19日 くれい響 オンリー・ゴッド ★★★★★ ★★★★★

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オンリー・ゴッド

『ドライヴ』だけがまぐれに近いレフン監督だが、「『東京流れ者』や『殺しの烙印』とか鈴木清順が好きなんです!」と言わんばかりに撮ったとしかいえない本作。シュールなカラオケはジョニー・トーの『柔道龍虎房』だし、そりゃカンヌで叩かれるのも分かる。
 クリスティン・スコット・トーマスの姐御演技はスゴいが、いかんせん動機が動機なので、まったく感情移入できないように脚本がお粗末。だが、ウォン・カーウァイ作品のようないかがわしい照明作りや前作比3割増しのヴァイオレンス描写から、アート系として楽しむことはできる。
『ザ・ドライバー』ベースの80年代オマージュの前作に続いて、化けの皮が剥がれてきたか?

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「映画秘宝」にて岩井俊二監督×斎藤工さん、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「TV LIFE」にて芋生悠さん、「CREA WEB」にて甲斐翔真さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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