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ロキシー (2016):映画短評

ロキシー (2016)

2017年10月21日公開 101分

ロキシー
(C) 2016 VNR LLC. All Rights Reserved.
なかざわひでゆき

ニューシネマ×グラインドハウスのバイオレントなラブストーリー

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 犯罪組織から逃げるワケありな男女が偶然出会い、寂れた片田舎に身を隠してささやかな愛を育むものの、やがて破滅的な運命が彼らに襲いかかる。アメリカン・ニューシネマを多分に意識した作品だが、しかしそこには反体制的な情熱も自由への渇望もなく、日常の隅々にまで暴力が溢れた現代アメリカ社会の底辺に生きる若者たちの諦めにも似た虚無感のみが漂う。
 全体的には地味なインディーズ系ラブストーリーという印象だが、しかし終盤で突如、グラインドハウス風の復讐バイオレンスへと変貌するのは少なからず意表を突く。さながら『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ~血まみれの天使~』って感じ。ゾーイ・クラヴィッツが好演だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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