シネマトゥデイ

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ロンドンが英国製おもちゃ箱になる

  • パディントン2
    ★★★★

     何しろ冒頭に登場する重要アイテムが、飛び出す絵本。さらに、アンティークの店。移動式カーニバル。古典演劇の舞台衣装。悪役は英国男優ヒュー・グラント。そして、ご近所の偏屈な老人と、もう出てくるアイテムがすべて、英国ファン、玩具ファンの嗜好品ばかり。英国好き、玩具好き、作り物好きを感涙させた前作の魅力はそのままに、今回はさらに世界を英国製玩具化するパワーが増大。前作ではパディントンの住む家と前の通りがおもちゃ化したが、今回はロンドン中がおもちゃ箱になる。そのパワーは街に止まらず、パディントンが入ると刑務所までがオモチャ化していき、囚人たちも踊り出す。カラフルな色彩の英国製玩具箱にウットリ。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」@Netflixを視聴中。ホーンティング・ハウスものだけどひと捻り。子供時代に呪われた館で過ごした子供たち5人が、そのトラウマを抱えたまま大人になり、彼らの「現在」と「子供時代」が並行して描かれるという趣向。さらに、同じ出来事が別の人物の視点から描かれて、別の意味が見えてきたり。クリエイターは「ジェラルドのゲーム」のマイク・フラナガン。彼は現在、スティーブン・キングの「シャイニング」続編、「ドクター・スリープ」を撮影中。

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