シネマトゥデイ

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ロンドンが英国製おもちゃ箱になる

  • パディントン2
    ★★★★

     何しろ冒頭に登場する重要アイテムが、飛び出す絵本。さらに、アンティークの店。移動式カーニバル。古典演劇の舞台衣装。悪役は英国男優ヒュー・グラント。そして、ご近所の偏屈な老人と、もう出てくるアイテムがすべて、英国ファン、玩具ファンの嗜好品ばかり。英国好き、玩具好き、作り物好きを感涙させた前作の魅力はそのままに、今回はさらに世界を英国製玩具化するパワーが増大。前作ではパディントンの住む家と前の通りがおもちゃ化したが、今回はロンドン中がおもちゃ箱になる。そのパワーは街に止まらず、パディントンが入ると刑務所までがオモチャ化していき、囚人たちも踊り出す。カラフルな色彩の英国製玩具箱にウットリ。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: TVシリーズ版「FARGO/ファーゴ」のシーズン3が完結して、今回は前のシーズン1、2とは違うテイストだったなあ、とちょっと不満に思っていたところ、このシリーズのクリエイター、ノア・ホーリーが書いた小説「晩夏の墜落」(ハヤカワ・ミステリ文庫)に遭遇。この小説のストーリー構成がかなりTVシリーズ的で、墜落した飛行機に乗り合わせた乗客それぞれがどんな人物だったかが描かれていくという展開は、TVシリーズ「LOST」ぽい。ノア・ホーリーはTV「レギオン」もすごいけどますます要注目。

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