シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

公式文書にない事実をあぶり出した骨太い作品

  • デトロイト
    ★★★★

    デトロイト暴動は公民権運動に関連して起きた事件のひとつくらいにしか思っていなかったが、K・ビグロー監督が描き出す世界は圧倒的なリアリティで見る側に迫ってくる。アフリカ系というだけで虫けら扱いされる様子や人種差別主義者の白人警官の言動には怒りを覚えるし、悲惨な事件を被害者側の見地に立って追体験する自分がいる。事件に関わった人々の証言をもとに『ゼロ・ダーク・サーティ』の脚本家M・ボールが構成した脚本なので、いわゆる裁判記録のような公式文書にはない真実も描かれているのは間違いない。KKKにも「ナイスな人がいる」と公言するボンクラ大統領が出現した今、この映画の存在意義は大きい。

⇒映画短評の見方

山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

» 山縣みどり さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク