シネマトゥデイ

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見た目に美しいが、それだけではない

  • ファントム・スレッド
    ★★★★

    ダンディなクチュールデザイナーに目をつけられた若いウエイトレス。仕事に恋するナルシストの彼は、結婚しない主義だと宣言している。しかし、一見、無垢で無邪気な彼女の中では、どうしても彼を自分だけのものにしたいという思いが密かに募っていた。その執着は恐ろしく、同時にややコミカルで、共感もできる。舞台は50年代の上流社会。ゴージャスなドレスやご馳走が次々に登場するビジュアルは美しいが、それだけで終わりの薄っぺらい映画では決してない。成功者だが人間的に欠陥もある主人公を、ダニエル・ディ=ルイスが名演。本当にこれが彼の最後の映画ならば、とても悲しい。

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猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴: 東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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