シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

元祖ジョン・ウー映画のセルフパロディのような大活劇

  • マンハント
    ★★★★★

     リメイクを標榜するが、『君よ憤怒の河を渉れ』はほぼ原案扱い。開巻、高倉健オマージュな居酒屋シーンも突如として“ガン・オペラ”に変貌し、福山雅治とチャン・ハンユーが徐々に接近するホモソーシャルな関係性を基軸とした、鳩も舞う『逃亡者』の趣。撮影監督=石坂拓郎、美術監督=種田陽平という布陣からも分かるように、香港映画の影響下にあった『るろうに剣心』『キル・ビル』成分も逆輸入。いつか観たジョン・ウー印満載の活劇だが、80~90年代をリードし引用されまくった様式美は懐メロと化し、自らを奮い立たせる元祖ウー演出は、セルフパロディに陥っていく。編集と音楽を変えれば印象が変わる可能性は大いにある。

⇒映画短評の見方

清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●「ULTRAMAN ARCHIVES」企画構成取材●「シド・ミード展」未来会議ブレーン●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

» 清水 節 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク