シネマトゥデイ

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上質なベルベットかシルクの肌ざわり感。オスカー候補も納得

  • ファントム・スレッド
    ★★★★★

    P・T・アンダーソン監督のここ数作の中では、ひじょうに感情移入しやすい作品。もちろん彼の作品なので、主人公たちの性格は、かなり屈折しており、言動が極端だったりするのだが、その「気持ち」がすんなり理解できるのは、端正な映像美と、細かい動きまで工夫が伝わるオスカー俳優の演技が、様式的にハマっているからだろう。

    何と言っても素晴らしいのは、音楽だ。映像と演技を引き立て、観る者に快感を誘うメロディとリズム。これぞ、映画音楽の見本! いや芸術の見本! 音楽が途切れることで生まれるストーリーの緊迫感も尋常ではない。音楽はエンドロールまで計算されており、極上のひとときを過ごした余韻に浸る。

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斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: 来日したギレルモ・デル・トロに2日連続でインタビュー。お菓子を食べ続けるギレルモの腹回りが気になって気になって…

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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