堅実だが、スパイ活劇の進化のなかではどうか!?

2014年2月16日 相馬 学 エージェント:ライアン ★★★★★ ★★★★★

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エージェント:ライアン

 ファンには嬉しい“ジャック・ライアン”シリーズの復活。しかももっとも若い時期、CIAキャリア初期のライアンを、現代を舞台にして描くのだから興味を惹かれる。

 恋人を巻き込みエージェントとして初の任務に挑むライアンの奔走は危なっかしいが、そこがむしろスリリング。とりわけ、彼らと悪党のディナーと、その後の流れは緊張感満点でハラハラさせられた。

 一方で、シリーズ前作までに比べてスケールの大きさが失われた気もする。現代性を踏まえたネット上のテロもスリルを増大させるに至らず、合格点だがファンとしては歯がゆさも。“ジェイソン・ボーン”以降のスパイ活劇の進化の中では、どうにも地味に見えてしまう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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