シネマトゥデイ

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揺れる、揺れる、私たちの心も揺れる

  • 願いと揺らぎ
    ★★★★

    震災ドキュメンタリーとして異色だろう。
    被災者よりも監督の思いの方が立っており、そこに違和感を覚える人もいるかもしれない。
    どう向き合ったらいいか?という戸惑いが如実に現れている映像も、
    監督が良かれと思って起こした行動が空回りする展開も、ありのまま露呈させる。
    だがその赤裸々な心は、7年経っていまだに”寄り添うこと”の正解を見出せない者たちの心情と合致し、我々も当事者にさせてしまう力を持つ。
    監督は震災前の3年間、民族調査のために撮影地の南三陸町・波伝谷の人々と交流を重ね、前作『波伝谷に生きる人びと』を製作。
    それは貴重な記録映像となった。
    本作の価値も、時間を経て一層増していくに違いない。

⇒映画短評の見方

中山 治美

中山 治美

略歴: 茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。週刊女性、GISELe、日本映画navi、朝日新聞webサイトおしごと博物館内で「おしごとシアター」などで執筆中。テレビ好きが高じて朝日新聞でTVコラム「よこしまTV」を月1回連載しております。

近況: 本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)も発売中デス

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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