シネマトゥデイ

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外国人監督が描く「日本」が、ここまで「正当」なのは史上初!?

  • 犬ヶ島
    ★★★★★

    日本ロケした作品は別として、他国の映画が「創り上げた日本」の風景は、日本人の視点で多かれ少なかれ違和感があるのは「常識」。その「なんちゃって感」を楽しむことも多かった。しかし今作の日本の描写は、細部の小道具、たとえば「寿」印のリンゴに至るまで、すべてが日本の風景になっていることに驚嘆する。ウェス・アンダーソン監督の日本への敬意に感動をおぼえるしかない。

    犬インフルエンザの蔓延によって隔離される犬たちの悲痛な運命は、現代社会にはびこる不寛容や差別を浮き彫りにし、犬と反体制の人間の共闘は有無を言わさず胸を揺さぶり、ストップモーションアニメの究極な美しさ……と、ここまで全要素が完璧な映画は珍しい。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: ブライアン・クランストン、ジュリエット・ビノシュと、偶然にも、かつて『GODZILLA ゴジラ』に出ていた人へのインタビューが続く。二人ともそれぞれ『犬ヶ島』『ゴースト・イン・ザ・シェル』『Vision』と、日本に縁の深い作品が続いてるのが不思議。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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