シネマトゥデイ

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PTA初の「男脳・女脳」系映画ですよ!(もちろん傑作)

  • ファントム・スレッド
    ★★★★★

    なんと英国の物語!ってのはある種隠れ蓑で、実のところコレは最もP・T・アンダーソンの「自分語り」に近いのでは? 孤高のオートクチュール職人、完璧主義者のデザイナーが主人公だが、顧客がいてナンボという商業性との兼ね合いが映画監督の仕事に共通するとアンダーソンは語っている。そして理想的なミューズとして迎えたモデルが「普通」の女子だっていうジレンマ!

    ウケたのが「サプライズ」をめぐる相違のエピソード。そりゃもう哲学者カントの日常に爆弾を落とすようなものだろう。オタク男と世俗パワー全開妻の痴話げんかを異常な緊張感で『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のヴァリエーション的な主従関係劇に仕立てる腕は圧巻!

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森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。

近況: インターネット番組『活弁シネマクラブ』(https://freshlive.tv/katsuben_cinema)のコーナー「浅草ダイレクトシネマ」でMC始めました。まずは12月15日(土)より配信、塚本晋也監督(『斬、』)の回を。アーカイブ動画はいつでも無料で観れます。BSスターチャンネルの無料放送番組「GO!シアター」、12月は『パッドマン 5億人の女性を救った男』『私は、マリア・カラス』『それだけが、僕の世界』についてコメントしています。執筆参加した『世界のカルト監督列伝』『鬱な映画』『漫画+映画!』『新世紀ミュージカル映画進化論』(いずれも洋泉社)が発売中です。

サイト: http://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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