シネマトゥデイ

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ありきたりな日々に別れを告げる、NY版「早春スケッチブック」

  •  失われたNY。経済至上主義の波に気圧され凡庸に堕したこの街で、青年は現実に押し潰されることなく、如何にして情緒豊かな大人へと成長するか。父の浮気、その愛人との逢瀬、闖入者としての隣人からの助言。文化・芸術の残り香が青年を大人へと導く、粋な神話である。マーク・ウェブ監督はサイモン&ガーファンクルを挿入して現代版『卒業』を示唆するが、日本人としては、ありきたりな日々に別れを告げ、ルーツを見つめ自我に目覚めるという意味において、ニューヨーカー版「山田太一『早春スケッチブック』」的要素も濃厚だと伝え、観客層を拡げたい。

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清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX、ニッポン放送●過去に「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●FLIX special「パシフィック・リム:アップライジング+ギレルモ・デル・トロ」●kotoba春号「特集:ブレードランナー2019-2049」●デジタルハリウッド大学「アニメフォーラム」講演●映画.comコラム●「Pen」SF特集/●NHK BSプレミアム「ザ・ベストテレビ」出演●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」●TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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