シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

独自の魅力を崩すことなく、斜め上を行く展開と演出

  • デッドプール2
    ★★★★★

    予想以上にダーク&シビアな展開も用意され、おちゃらけ感が先行していたキャライメージをいきなり原点に戻す。1作目も物語はかなり深刻だったことを思い出し、状況の「暗さ」とノリの「軽さ」の絶妙ケミストリーが、俺ちゃんの魅力だと再認識。

    パトリック・スチュワートやライアン・レイノルズなど、現実の名前が言及されるメタフィクション化の加速は心地よく、中学生あたりが最も素直に歓迎するシモネタやグロさも、予算アップで広がった世界の中でおざなりになっていない。ムードを転調させる続編ではなく、ルールを遵守した成功例だ。脚本の余裕によって確実に増えたのは、過去の映画などからの絶妙な引用。そして感動を誘う演出か。

⇒映画短評の見方

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴: 1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況: トロント国際映画祭で観た作品では、観客賞の『グリーンブック』に心底感動。イザベル・ユペールが笑っちゃうほどの衝撃演技を見せる『グレタ』はトラウマ的怪作でした。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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