シネマトゥデイ

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「すごいものを見た」と思わせられる、強烈な風刺喜劇

  • スターリンの葬送狂騒曲
    ★★★★★

    政界を舞台にした風刺コメディは、イヌアッチ監督がお得意とするところ。だが、エミー常連の「Veep」などと違い、これは史実にもとづいている。その意味で、これまで以上に大胆だ。権力争いに心を奪われ、国民、あるいは身近な仲間にまで平然と残虐な仕打ちをする官僚たちの行動は愚かの極みで、たしかに見方によってはコメディになりえる。その素材を、彼ならではのテンポの速い会話と、それらのセリフを絶妙なタイミングで言ってみせる芸達者な役者の力で料理してみせたのが、このドタバタ喜劇。思いきり笑い、唖然とし、最後は「すごいものを見た」と思わせられる、強烈な映画だ。

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猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴: 東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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